人気記事アイコン人気記事Pickup

実験!ツルツルゴルフボールの性能は?

  • LINEで送る

当たり前のようについているゴルフボールのディンプル、凹凸。タイトリストのYouTube公式チャンネルで、ディンプルのないツルツルのゴルフボールの軌道実験動画が公開されています。ゴルフボールのディンプルが果たす役割について考えましょう。

軌道でわかるディンプルの重要性


動画ではタイトリストの空力学の研究開発シニアプロジェクトマネージャー、ニック・ナーダッチ氏の解説とともに、①ディンプルのあるゴルフボール、②ティーに置いたときに左半分にのみディンプルがあり右半分はツルツルのゴルフボール、③右半分にのみディンプルがあり左半分はツルツルのゴルフボール、④全面ツルツルのゴルフボール、を打った時にどんな軌道を描くかが映されています。

①では当然のようにゴルフボールはきれいな軌道で高くまっすぐ飛んでいます。②の場合は大きく左へ、③の場合は大きく右へ曲がっています。また、ゴルフボールの弾道に高さも①と比べて半分ほどです。そして④のツルツルゴルフボールは②や③と同じように低い弾道で、ふらつきながらゆがんだ放物線で飛んでいきます。飛距離も出ません。

このような結果になった原因は揚力。ニック・ナーダッチ氏はゴルフボールの中身がエンジンならばディンプルは翼に当たると話しています。②と③のようにゴルフボールが大きく曲がったのはディンプルのある側にだけ揚力が大きく働きその方へ強く引っ張られたから。④では揚力があまり働かずに短い滞空で終わってしまいます。

ディンプルの物理学

ア (2)
出典 Fit For Golf 24/7
100年以上も前、ゴルフボールの表面はツルツルでした。使い込んで表面にキズのついたゴルフボールほどよく飛ぶ、ということに気付いた人のおかげで現在のようなディンプルがだんだんと発展してきました。

回転しながら飛んでいるゴルフボールをイメージしましょう。ツルツルのゴルフボールの場合、今さっきまでボールがあった場所、つまりボールの背後にはボールが空気を押しのけて進んでいる分、一瞬空気のない真空のような空間が発生します。するとそこに空気を呼び込もうとする力が働き、前に進んでいるゴルフボールを引き戻そうという力が発生します。それに比べてディンプルがある場合、空気がゴルフボールにまとわりつきながらスピンとともに背後に流れ、ボールの進行を邪魔しようとする力を小さくすることができます。ゆえに、ディンプルのあるボールはきれいな軌道で高くまっすぐ飛ぶことができるのです。

意外と重要なディンプル。各メーカーもディンプルの大きさや数などより高い性能のゴルフボールを作るために日々研究、開発を行っています。ディンプルのひとつひとつの凹凸を撫でながら、無駄のないデザインに敬意を表しましょう。

関連記事:

関連商品



メールマガジンをはじめました

画像:Asg Golf Magazine メールマガジンについて

試しに登録してみる

SNSでもご購読できます。

[スポンサーリンク]

ジャパンゴルフフェア特集

ジャパンゴルフフェア2016 ジャパンゴルフフェア2016 フォトレポート