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2019年ゴルフルールの近代化 目的・内容・方法は

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ルール1

ゴルフルールの総本山、全英ゴルフ協会(R&A)と全米ゴルフ協会(USGA)が2019年にゴルフルールの大幅な近代化を目指すことを2017年3月、発表しました。ゴルフのルールが初めて明文化されたのは1744年。270年以上の時を経て、すべてのゴルファーにとって理解しやすいルール、より円滑なプレーを可能にするルール実現に向けた改革が始まっています。ゴルフのルールがどのように変わっていくのか、その概要をまとめました。

ルール近代化の目的

ルール2出典 Flickr

全英ゴルフ協会と全米ゴルフ協会が主体となって、現在は4年に1度行われているゴルフルールの改定。長い年月をかけて追加・改定を繰り返したルールを前に、多くの問題が浮上してきています。

・ルールブックは500ページ以上に及び、ルールの複雑化が深刻化
・現状のルールでは解決できないトラブルなどの浮上
・世界中のゴルフのルールとして適用する際に、翻訳などが一層困難に
・現行のルール適用による、矛盾・アンフェア・無用なペナルティの発生

複雑化を極めたゴルフルールは、ゴルファーや関係者にとって非常に理解が難しいものとなり、現実との乖離がみられるようになりました。これを受けて協会側は5年前からゴルフルールの近代化を模索。グローバル化と現代のゴルフ環境に即したルールを実現するために、

①ゴルフの根本的な原則・特徴を守りつつも、思い切ったルール変更なども検討する。
②技量・レベルにとらわれず、世界中のゴルファーに適用される理解しやすいルールに改定することを念頭に置く。

ということを主題としました。
協会が定めた、大きな達成目標、目的は以下の通り。

・すべてのゴルファーに適用される理解しやすいルールにする。
・より一貫性のある、シンプルな、フェアなルールにする。
・競技の、積年の原則・特徴をより強化なものにするルールにする。

元来、野外の様々なコンディションで行われるゴルフというスポーツ。一定のルールの複雑化は避けられない競技でありながらも、時代に合ったスポーツ、ルールとするために、協会側の強い決意を伺うことができます。

ルール近代化 提案内容の例

ルール3出典 Flickr

ルール近代化を発表した際に、協会が発表したルール変更案を一部、ご紹介します。

・バンカー上の障害物(石や落ち葉など)を取り除くことが、ノーペナルティになる。
・コース上でボールを探す際に誤ってボールを動かした場合、ノーペナルティになる。動かしたあと、元の位置が不明な場合は、ゴルファーの判断でボールをプレイスする。
・グリーン上のパッティング・ラインで、シューズや動物の影響などで生じたいかなるダメージがあるときも、修復してからプレーすることができる。

変更案では、プレーに混乱をきたすようなペナルティを減らそうという思いがみられます。また、カップから遠い人からではなく、準備できた人から打つという“レディ・ゴルフ”という仕組みも提案。ゴルフをよりシンプルに、スムーズに行えるようなルール変更を提案しています。

ルール近代化 2019年に向けた手順・方法

ルール4出典 Flickr

協会は、2019年1月1日より、近代化されたゴルフルールの適用を目指しています。

近代化を発表した2017年3月から8月までをめどに、一般ゴルファーなどを含めた関係者に広く調査・フィードバックの収集を進めていきます。全英ゴルフ協会のルール近代化ページ から、日本語によるフィードバックも提出可能。ページ下部のTake the surveyをクリック後、日本語を選択して回答することができます。

2017年9月から2018年初頭にかけて、ルール改定の最終的な決定を予定。2018年には、ルール改定の全貌を公開し、周知される予定です。

ゴルフルールの近代化、全英ゴルフ協会と全米ゴルフ協会の指針に基づき、日本ゴルフ協会(JGA)でも今後、議論が行われていきます。ルール近代化の指針は全英ゴルフ協会のホームページから参照できます。また、JGAによる日本語訳も掲載中。

世界中のゴルフ関係者を巻き込むディベートが、始まります。

参考
R&A
“Rules Modernisation -A Fundamental Revision to the Rules of Golf for 2019”

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